Linux* 上でのインストールと配備


概要

ftp や telnet など標準的な Linux* ツールを使用して、ASF をネットワーク上の複数のコンピュータに配備できます。

コンポーネント

表 1 は ASF コンポーネントに搭載されるファイルを説明します。

表 1 同梱のファイル

ファイル 説明
asfd-x.x.x-xxxxxxx.bin.i386.rpm コンパイル済みのバイナリ RPM。特定のマシンにインストールするために使用します。
asfd-x.x.x-xxxxxxx.i386.rpm ソース RPM。インストール先マシン上で一部コンパイルする必要があります。このファイルを使用するには、マシン上にカーネル ソースがインストールされている必要があります。

表 2 には、RPM に含まれているコンポーネントを示します。

表 2 RPM のコンポーネント

コンポーネント   説明
asfd /usr/sbin ASF デーモン(マシン起動時に起動)
asfwdg.o /lib/modules/<カーネル バージョン>/kernel/drivers/sensors ウォッチドッグ動作を有効にするためのウォッチドッグ モジュール。
i2c-i8254x.o, i2c-i82551.o /lib/modules/<カーネル バージョン>/kernel/drivers/i2c アダプタの smbus にアクセスするための "bitbang" モジュール
libasfd.so.1.0 /usr/lib ASF デーモンとのインターフェースを持つ実行中のアプリケーション用の動的 API ライブラリ
asfrules.ini /etc/asfd 内部設定ファイル
asfd.conf /etc/asfd (最初のユーザー設定後) 現在の ASF システム設定を保存するためのファイル
asfd /etc/init.d ASF デーモンのロード/アンロードを制御するスクリプト
asfcli /usr/sbin ASF デーモンを設定するためのコマンド ライン アプリケーション
alertapp /usr/sbin ASF デーモンを設定するための GUI
文書ファイル /usr/share/doc (README、ライセンス)
/usr/share/man (マニュアル ページ)
文書

インテル PRO Alerting Agent のインストールとアップデート

ASF に対応するコンピュータに インテル PRO Alerting Agent をインストールします。

インストールに必要な前提条件

インテルの ASF for Linux パッケージをインストールする前に、システムに以下が搭載されていることを確認してください。

:Linux ドライバは、インテルのカスタマ サポート Web サイト http://downloadfinder.intel.com/scripts-df-external/Support_Intel.aspx?lang=jpn からダウンロードできます。

エージェントのインストールとアップデート

同梱の RPM ファイルは、インテル PRO Alerting Agent のインストールとアップデートに使用します。

: ファイル名 パラメータは、ご使用のアプリケーションのバージョンのものでなければなりません。これは RPM のファイル名全体で、asfd-x.x.x-xxx.i386.rpm の形式で指定します。 例えば、asfd-3.1.1-07L.i386.rpmのように指定します。

1. ルートとしてログインします。

2. RPM の古いバージョンがインストールされているかどうかを調べます。

rpm -q asfd

3. この RPM の古いバージョンがインストールされている場合は、次のコマンドを使用して RPM をアップデートします。

rpm -U ファイル名

新しい RPM をインストールする前に、古いバージョンをアンインストールすることもできます。この方法は、エージェントのアンインストールを参照してください。

4. システムに他のバージョンの RPM がインストールされていない場合は、次のコマンドを使用して新しい RPM をインストールします。

rpm -i ファイル名


Intel PRO Alerting Agent のアンインストール

インストールした RPM を削除するには、次のコマンドを入力します。

rpm -e asfd


最終変更日 7/26/07 1:21p 改訂番号 1